【出席なし!楽単情報】③「中国経済」

経済学部 / 難易度:★★☆☆☆
■ 前置き
出席なし・中間なし。期末テストは授業中の小テストがそのまま出題されるため、小テストを復習するだけで単位が取れます。
■ 評価方法
・前期・中間:なし
・後期・期末:テストのみ
・持ち込み:不可(教科書・ノート持ち込み不可)
・出席:なし
💡 期末テストは授業中の小テストの問題がそのまま出題されます。小テストを集めて直前に復習するだけでOKです。

■ 授業内容:三つの経済主体から読む中国経済
政府・企業・個人(家計)という三つの主体に着目し、制度の変遷と相互関係を追うことで中国経済の実像に迫る授業です。
【政府】計画経済 → 市場社会主義
改革開放(1978年)前は国家がすべてを統制。鄧小平改革で市場メカニズムが導入され、政府の役割は「直接経営者」から「制度設計者・規制者」へ転換。習近平政権下では国有企業強化・党の経済介入が再強化されている。
【企業】国有 → 民営 → 規制強化
郷鎮企業の興隆・外資参入・アリババ/テンセントに代表するプラットフォーム企業の躍進が産業構造を塗り替えた。2020年代以降は民営大手への規制強化が相次ぎ、政治との緊張関係が常態化している。
【個人・家計】農村 → 都市、所得向上と格差
農民工による大規模な農村→都市移動が工業化を支え、一人当たりGDPは劇的に向上。一方、戸籍制度(フーコー)が都市・農村間の制度的格差を残し、社会保障・医療・教育へのアクセスに不平等が続く。
■ 三主体の連鎖構造
政府が制度を設計 → 企業の行動を規定 → 家計の所得・雇用に影響 → マクロ経済の需給構造を形成
三主体は独立して動くのではなく、制度を介して複雑に絡み合っています。この連鎖を追うことで、「高成長の中国」という表層の奥に、格差・非効率・政治リスクという構造的課題が見えてきます。中国経済の真の評価は、数字の大きさではなく、制度と主体の相互作用を読み解くことから始まります。